ヤクルトが、元阪神で四国IL・香川でプレーする歳内宏明投手(27)の獲得に向けて動いていることがわかった。29日、球団幹部が明かした。近日中に、メディカルチェックを経て正式契約を結ぶ見通しとなっている。

高津監督の下スタートした今季は、序盤は一時期首位に立つなど順調だったが、先発投手陣が崩れる試合が多く、26日からは最下位に沈んでいる。チーム防御率は12球団ワーストの4・85と、先発投手陣の立て直しが急務となっていた。

歳内は、聖光学院(福島)から11年ドラフト2位で阪神に入団。17年以降は右肩の故障のため1軍登板はなく、昨季限りで自由契約となっていた。通算57試合で2勝4敗、防御率4・15だった。今季から四国IL・香川に加入。9試合に先発し、5勝0敗とNPB復帰に向けて猛アピールしていた。