ロッテがソフトバンクとの首位攻防戦で2連勝を逃し、ゲーム差は2に開いた。序盤の大量失点が響いた。先発左腕、中村稔が前週から2戦連続の6失点KO。2打席連続で9番周東に2点打を打たれ、8安打2四球、自責点5で3回を投げきれなかった。「ゲームをつくれず、チームに申し訳ないです」と反省の言葉だけが残った。

ミスも失点に直結した。ここまでリーグ最少の34失策と手堅く守り、相手のスキには着実に付け込んで加点してきた。それがこの日は2回2死二、三塁から中前打を荻野が後逸。7回にはソフトバンク釜元の二盗時、中村奨に捕球ミスが出てダメ押しの7失点目につながった。

勝てばソフトバンク戦10勝目で、勝率では劣るもののゲーム差なしに詰め寄れた。この3連戦での首位奪取はなくなり、井口監督は「先発が試合をつくらないとこういう展開になってしまう。また明日頑張ります」と、カード勝ち越しに切り替えた。【鎌田良美】