阪神伊藤隼太外野手(31)が4打数1安打もこの日唯一の二塁打を放ち、アピールした。

2打席凡退後の昼休憩で心を整えた。「1、2打席目は地に足が着いてないような、体が言うことを聞いてない感じだったので、昼休憩挟んでもう1回リセットして普段通りやろうと心掛けました」。

気持ちを切り替えた第3打席、巨人の右横手投げ田原誠次投手の外角スライダーを右中間へ運び二塁打とした。

「肩の荷が下りた。ホッとしました。欲を言えば速い系の真っすぐを打ち返したかったけど、どうしても力んでなかなか前に飛ばなかった。謙虚に行ったのが結果につながったと思う。やることはやったんであとは待ちたいと思います」

11年ドラフト1位で入団したが18年の96試合出場がシーズン自己最多。19年以降は2年連続1軍未出場に終わっていた。