日刊スポーツ評論家の中西清起氏(58)が24日、阪神-DeNA5回戦のライブ評論を行っています。

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-阪神先発の伊藤将は3回1失点の立ち上がり

中西氏 2回、3回は次第に低めやいいコースに集まり、よくなってきた。でもサンズの守備は疑問だ。

-3回に戸柱の左翼線へのヒットに飛び込み、三塁打にしてしまった

中西氏 8点リードでなぜ飛び込む必要があったのか。二塁打までで止めておかないと。三塁に進めてしまって、その後投手にタイムリーを打たれて余計な1点を与えてしまうわけだから。サンズは2回の走塁も疑問だった。

-佐藤輝が2回無死満塁で左中間へフェンス直撃の2点タイムリー。だが一塁走者のサンズは二塁までしか進めなかった。

中西氏 一塁走者だから一番打球がよく見えるはず。なぜ三塁に行けなかったのか。打球判断に大きな疑問符がつく。結局佐藤輝はシングルヒットで無死一、二塁止まり。続く梅野の併殺などで追加点を奪えなかった。こういう一方的な展開で目立つプレーではないけど、見逃してはいけない。

-サンズが守備と走塁で隙を見せた形になった

中西氏 巨人はメンバーが手薄でもこういうプレーがほとんどない。だから接戦で勝ってくる。この日のような一方的な展開は珍しく、プロ野球は1点をどう取り、防ぐかのスポーツ。隙を見せたら負ける。