西武の山賊打線が最大7点差を追いつき、リーグ記録を更新する17度目の引き分けに持ち込んだ。1番に起用された源田が4安打3打点2盗塁と機能すれば、5番外崎が2安打4打点と勝負強さを発揮。新型コロナウイルス陽性者との濃厚接触の疑いで森と山川を欠く中、看板の強力打線が驚異の粘りを発揮した。

5回表終了時点で0-7の劣勢もベンチは諦めていなかった。5回無死一塁から2号2ランを放って反撃の口火を切った源田は「今日も守備練習をやらず打撃練習に時間を充てました。チームとして粘り強く追いかけて、追いつくことができたのは良かったと思います!」。再び4点差とされた7回無死一塁から4号2ランを放った外崎も「勢いに乗って大量点を取ることができたと思いますし、諦めずやった結果だと思います」と振り返った。まだ8月末。山賊打線が最後まで貪欲に、獲物を狙い続ける。

▽西武辻監督(7点差を追いついての引き分けに)「素晴らしい。普通だったら打つ方は淡泊になりがちなんだけど、しっかりとつないでね。よく点を取ってくれました」