ヤクルト清水昇投手(24)が、恩師に感謝した。母校・帝京の前田三夫監督(72)が今夏限りで勇退したことを受け、取材に応じ「本当に長い間お疲れさまでした。今考えると、とんでもなく偉大な監督の下で野球を学ばせていただいたと思います。感謝しかありません」と話した。

高校3年間で甲子園出場はならず。「『背番号1が歴代で一番似合わない』と言われた。それで反骨心が生まれた気がします」と振り返る。国学院大に進学し、投球を磨き、18年ドラフト1位でヤクルトに入団。今では不動のセットアッパーへと成長した。「『勝負は一瞬』という言葉をいつも試合中に言われていたので、試合の流れや雰囲気を感じ取って今も試合に臨んでいます」。今も恩師の言葉を胸に、プロの舞台で腕を振る。