楽天先発の則本昂大投手(30)が8回途中、今季最多127球、7安打3失点で、自身3年ぶりの2桁白星となる10勝目の権利を持ってマウンドを降りた。

2回までは得意のフォークを見切られ45球と球数を要したが、修正をかけた。3点リードの5回2死三塁、3回にチェンジアップを同点ソロとされた紅林に対し、カウント2-2からフォークで空振り三振。雄たけびを挙げた。

6回には1死一、三塁の場面で西村を三ゴロ併殺に仕留める。7回は3者凡退に抑え、球数は118球を数えたが、8回も続投。1死から紅林に中前打、杉本にバックスクリーン上段へ2ランを運ばれ、安楽へ交代を告げられた。リードは守ったが、痛い1発に天を仰ぎながらベンチへ下がった。

2桁白星を達成すれば通算7度目。球団では田中将の6度を抜き、最多となる。