ドラフト会議が10月11日に行われる。12球団の補強のポイントはどこなのか。各球団担当記者がポジションと年齢で見たチーム編成分布図とともに解説する。

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オリックスの補強急務ポイントは平野佳寿投手(37)に次ぐ守護神候補だ。中嶋監督の下「育成&勝利」をテーマに掲げて戦ってきたが、抑えは固定できなかった。開幕時は期待のホープ漆原に託し、以降は能見兼任コーチ、ヒギンス、村西、富山、K-鈴木、張奕らを起用したが、長続きせず。シーズン佳境でも平野佳が奮闘している状態だ。

野手では吉田正、杉本、ドラフト3位の来田ら、打撃力に魅力ある選手がそろう。ただ、俊足巧打タイプが不在で、補強ポイントになる。また、捕手陣も若月、伏見、頓宮、松井が1軍戦力で奮闘したが、ファームには中川拓のみ。支配下登録の捕手が手薄なだけに、ドラフト戦略で獲得が必要不可欠になる。

10月1日に球団はスカウト会議を開き、福良淳一GM(61)は「リストに残っているのは60、70人ほど。高校生、大学、社会人のランク付けを確認した」と説明。「はっきりした1位(指名)は、まだ決まっていない」としたが、全体の指名人数は5、6人プラス育成選手の見込みだ。【オリックス担当=真柴健】

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