阪神の江越大賀外野手(28)が3日、兵庫・西宮市内の球団施設で契約更改交渉を行い200万円ダウンの年俸1100万円でサインした。「しっかりダウンです。開幕ですぐけがをした。前半終わってから最終戦まで上がれなかった。本当に力になれなかった。ここ何年かそうですけど、本当に悔しいシーズンだった」と厳しい表情だった。

今季は2軍キャンプスタートも開幕1軍入り。開幕2戦目のヤクルト戦(神宮)の9回に代走で出場し二盗、三盗を決めたが、左足を痛めて降格となった。5月9日に1軍に戻ったが五輪中断時期のため出場選手登録を抹消されると、後半は10月26日のリーグ最終戦まで昇格がなかった。

代走や守備固めでの評価は高いが、今季は7年目で最少の3打席しか立てず、2年連続で1軍無安打で終わった。「打撃を一からやっていきたい。何か変えないといけない」と、外野手では40歳の糸井に次ぐ年長者となる江越は打力アップに取り組む。

「本当にダメだったら最後だと思う。それぐらいの覚悟を持ってやりたい」と8年目の来季は背水イヤーとなる。(金額は推定)