オリックス大城滉二内野手(28)が6日、大阪市内で契約更改交渉に臨み、700万円減の2800万円で更改した。守備のユーティリティープレーヤーとして貢献してきたが、8月中旬に「右膝前十字靱帯(じんたい)損傷」で離脱。ケガの影響で、1軍出場試合はプロ6年で最少の49試合にとどまった。大城は「来年からはジョグができるようになります。ケガをしたときには(来年)5月が復帰のめどと言われましたが、早く復帰して頑張りたい。あせらず、頑張っていきたいです。正直、開幕は考えていませんが、早く治したい」と戦列復帰への思いを吐露した。

入院中は病室のベッドでテレビを見て、仲間の躍動する姿を目に焼きつけた。「優勝争いをしている試合を見るのは楽しい」と、大阪・舞洲の球団施設で励むリハビリに力をくれた。ポストシーズン中は、京セラドーム大阪に足を運んでタコスを差し入れ。「自分ができることをしようと。Tさんからは『明日も頼むな』と言われました」とチームメートにも好評。気遣いが伝わり、グラウンドに立つ仲間と気持ちはつながっていた。来年は、リーグ連覇を目指す戦いに加わる。(金額は推定)