ソフトバンク東浜巨投手(31)が、史上84人目、通算95度目となるノーヒットノーランを達成した。完全試合で達成したロッテ佐々木朗希投手(20)に次ぐ今季2人目。お立ち台での一問一答は以下の通り。

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-おめでとうございます

東浜 ありがとうございます。

-今の気持ちは

東浜 疲れました。でも、こんな気持ちのいい疲れは久しぶりです。

-大記録は千賀が3年前にやって以来

東浜 まさか自分ができるとは思ってもいなかった。えー。はい。なんかまだ、信じられないです。

-ストライク先行の投球だった

東浜 あの、ストライク先行でどんどんいって、打線も調子がいいので、良い形で攻撃につなげていこうと投げていました。

ーーどの球でも空振りが取れていた

東浜 手応えはそうですね。思ったよりも変化球が操れた。要所要所でまっすぐもしっかりなげられた。それが良かった。

-どこでノーノーを意識した

東浜 最終回ですね(笑顔で)。

-最後の金子のあたり

東浜 いやぁ、自分のところに飛んできたので、やってしまったと思ったが、(三森が)アウトに処理してくれたのでホっとしました。

-終わってみれば97球、打者27人

東浜 あんまり意識していなかったんですが、本当にマウンドに立つときにこれまでにないくらい緊張した。あまりそういう意識はなかったです。

-最終回は拍手も大きかった

東浜 7回くらいからですかね。ちょっとずつ拍手が大きくなったので、意識したくなかったが、おかげで、じわじわと実感して投げることができました。

-ベンチの仲間、コーチからは

東浜 もう、ベンチの人も声かけてくれなくて(笑い)。意識して流れを変えたくなかったと思う。そういう気配りもありつつ、余計に緊張しながら、初めての経験でした。

-ノーノーは野球人生でも初めてか

東浜 2回目ですね。でもプロではなかなか。完封完投はもっともっとやっていきたいし、プロでこういうピッチングができて、本当によかった。

-17年以来の2桁勝利へ向けて

東浜 まだまだ序盤。ここからまた、熱い戦いがあるのでそこで自分の仕事が出来るように。今から次の試合に向けて調整していきたい。

-最後にファンに向けて

東浜 今日はルーキーの子も観戦にきていた。その中でいいピッチングができてうれしい。ファンの前でこういうピッチングができてよかった。今後も応援よろしくお願いします。

▼東浜が今年の4月10日佐々木朗(ロッテ=完全試合)以来、プロ野球84人目、95度目のノーヒットノーランを達成した。ソフトバンクでは南海時代の43年5月26日別所、19年9月6日千賀に次いで3人目。東浜の投球数は97球。100球未満でノーヒットノーランは06年9月16日山本昌(中日=97球)以来となり、パ・リーグでは90年4月25日柴田(日本ハム=94球)以来、32年ぶり。東浜は四球の走者を2人出したが、ともに次打者を併殺で仕留めて残塁が0。完全試合を除き、27人で終わった残塁0のノーヒットノーランは71年8月19日藤本(広島=四球2人)73年6月16日高橋直(日拓=四球1人)90年4月25日柴田(四球1人)に次いで4人目だ。 

▼5月までにノーヒットノーランが2人以上は12年4月6日前田健(広島)と5月30日杉内(巨人)以来7度目。内訳は1リーグ時代に2度、セ、パで1人ずつが3度、セで2人が1度で、パ・リーグで5月までに2人は初めてになる。

【関連表】過去のノーヒットノーラン達成者一覧