日本ハムの一部投手陣が試合前練習で一塁守備を練習した。アップ後に一塁付近へ集まったのは中継ぎの宮西尚生投手(36)、玉井大翔投手(29)、石川直也投手(25)、堀瑞輝投手(24)、吉田輝星投手(21)と先発ローテーションの一角を担っている伊藤大海投手(24)の6投手。

新庄剛志監督(50)も見守る前で、ゴロ捕球後にベースカバーに入る投手へトスする練習や、通常の守備位置から一塁ベースに就いて三塁から送球を受ける一連の動作などを確認した。

1週間後から始まる交流戦対策の一環とみられる。BIGBOSSは以前から、恩師の故野村克也さんが駆使した「遠山-葛西-遠山-葛西」リレーのような継投プランを練っていることを明かしていた。「吉田君と伊藤君が外野をできる。本人たちには言ったけど、ピッチャーで投げて、新しいピッチャーが来て、その間にレフトに行って(またマウンドに)戻って、みたいなことをやる可能性がある」と説明。今回は外野だけでなく一塁守備に入れる可能性も踏まえて準備させたとみられる。

リーグ戦ではDH解除が必要な継投策で「野手を2人使わなければならなくなる」と、新庄監督も慎重に準備を進めてきた。ただ、交流戦ではDH制のないセ・リーグ主催試合が9試合。今季は25日からのヤクルト3連戦(神宮)と31日からの広島3連戦(マツダスタジアム)、6月3日からの阪神3連戦(甲子園)が組まれている。

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