ロッテの流れがようやく回ってきた。同点の7回2死一、二塁。サイドスロー右腕の東條大樹投手がソフトバンク柳田をスライダーで揺さぶりピンチをしのぐと、8回にマーティンが決勝2ラン。18日の楽天戦も、東條の好投直後にマーティンがサヨナラ弾。キャリアハイの2勝を4試合のうちに稼ぎ、東條は「マーティンさまさまっすね」とにこやかだ。

18日はZOZOマリンのお立ち台で「正直、ちょっと、トイレ行ってて(サヨナラ弾を)見てなかったんですけど」と告白し、ファンを笑わせた。この日は「トレーナーの方にストレッチ受けながら見てました。テレビで。トイレではないです」。ケアを大事にし、今季はすでに20試合に登板。救援陣に不安が残る中、勝利時の7回起用が増えた。「すごくいい場面なので」と意気に感じ、防御率は0点台に突入した。

東條が投げ、マーティンが打つ。東條、ゲレーロから益田につなぐ。先制されると19連敗していたチームに、終盤のいい流れが固まりつつある。佐々木朗の登板翌日は4連敗中だったが、それもストップ。楽天、ソフトバンクと上位チームに続けて勝ち越し、光が見えてきた。【金子真仁】

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