巨人井納翔一投手(36)が苦労の末に、ようやく移籍後初勝利をつかんだ。同点の7回に登板すると、最速149キロの直球で押し、1回無失点。最後は2死一塁からヤクルト塩見をフォークで空振り三振に斬り、ガッツポーズで喜んだ。

DeNAからFA加入1年目の昨季は5試合に登板し、0勝1敗、防御率14.40。5月19日の広島戦(東京ドーム)を最後に1軍マウンドから遠ざかり、2軍暮らしを続けてきた。

移籍2年目の今季、6月22日DeNA戦(東京ドーム)では、暴投を含む4球連続ボールの四球で即降板、2軍行きとなるなど、悔しさも味わったが、新型コロナ感染者がチーム内に続出した影響で後半戦から1軍の座をつかむと、8月4日の阪神戦(東京ドーム)で1回無失点と好投。そしてこの日、巨人移籍後11試合目の登板で、DeNA時代の20年9月18日巨人戦(横浜)以来、2年ぶりの勝利を手にした。

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