復活の秋にするぞ! 阪神高山俊外野手(29)が、秋季キャンプ初日からランチタイム特打に参加し、岡田監督に猛アピールした。

背番号9が一心不乱にバットを振り続けた。安芸の空に向かって、鋭い打球を連発した。約30分間、130スイング以上。ときおり、新任の水口打撃コーチと話し合い、スイング軌道を確かめながら打ち続けた。

そんな姿にニヤリとしたのが岡田監督だ。「本人がふがいないシーズンを送ってるから、そういう意味でも最後のシーズンというかね。そのぐらいの気持ちで来シーズンはやると思うし、当然やらないといけないと思う」。その上で「そういう気持ちでよみがえってくれれば当然、ずっと1年間1軍の戦力になると思う。本人が一番そういう気持ちでね、期するものはあると思いますよ」とあらためて期待の高さを明かした。

16年に新人王を獲得したバットマンも、昨季は1軍出場がなく、今季は主に代打で38試合に出場して打率1割8分9厘。6月下旬に2軍落ちし、その後自打球による骨折もあるなど苦しんだ。だが岡田監督は「どこで何しとたっんや?」と実力を高く評価。高山も期待に応えるべく、安芸でバットを振り続ける。