阪神2年目の佐藤蓮投手(24)が9日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改を行い、340万円ダウンの年俸600万円で育成契約を結んだ。

来季から背番号は30から130に変更となる。右腕は「(来季)ダメだったら終わるくらいの気持ちで死に物狂いでやるしかない」と決意をにじませた。

身長189センチ、体重105キロの大型パワー右腕として上武大から20年ドラフト3位で入団も、2年間で1軍登板0試合。今季は右肘痛や腰痛など度重なる故障の影響でウエスタン・リーグでは9試合の登板にとどまり、1勝3敗に終わった。中継ぎとして臨んだ10月のフェニックスリーグでは、16日の楽天戦で1回5失点と精彩を欠いたが、その後は4試合で計5回1/3を無失点に抑えるなど、力を示した。

同期入団の佐藤輝、伊藤将、中野は1軍の主力選手として活躍しているだけに「みんなしっかり投げて打って、その中で自分はしっかりプレーできなかったので悔しかった。一緒の舞台でプレーしたい気持ちがあったので、いい刺激になってます」と話した。(金額は推定)