今オフに巨人から自由契約となっていた井納翔一投手(36)が27日、横浜市内で開催された「ラブすぽトークショー」に出席し、今季限りでの現役引退を報告した。「26歳という遅い年齢で入って、10年間もやらせていただいた。想像してなかったですね」としみじみ回想した。会場にはDeNA、巨人のユニホームを持参したファンが詰めかけ、涙を流すファンの姿もあった。

開幕投手を任され、オールスターゲームにも出場するなど良い思い出が残るDeNA時代に対して、巨人では2軍が主戦場。豊富な経験と親しみやすい性格から、若手の良き相談相手だった。「いい投手はたくさんいる。自分をしっかり持ってやってもらえれば」とエールを送った。

今後は「子どもたちへ精いっぱい野球を教えていければ」とジャイアンツアカデミーの指導者として次なるステージへ向かう。

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