阪神湯浅京己投手(23)が、侍ジャパン合流前最初で最後の実戦で収穫と課題を得た。シート打撃での登板を経て、今季初の対外試合となる楽天戦の4回に登板。1安打1四球で2死一、二塁のピンチを作ったが、中野の好守もあり1イニング無失点で切り抜けた。

習得中の横のスライダーを1球投じたが「あまりよくなかった」と振り返る。「メジャーでやっている方に、どう対応をしているか聞いてみたい」とWBC使用球への適応を模索。ピンチを救ってくれた中野のダイビングキャッチには「ムーさん(中野)にも、あのボールで練習してもらわないといけないので。狙い通り(笑い)」とちゃめっ気たっぷりに感謝を込めた。

侍ジャパンでもクローザー候補に挙がる虎の新守護神は「世界一を取って戻ってこられるように頑張ります」とナインの前で宣言した。16日に宮崎入りし、17日からはいよいよ強化合宿が始動。アツアツな約1カ月が始まる。【中野椋】

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