阪神の劇的なサヨナラ勝利をお膳立てしたのは、糸原健斗内野手(30)だった。延長12回2死に代打で登場。初球だ。DeNA山崎から右前打を放ち、同点でゲームセット寸前のチームに勇気を与えた。

「野球は2アウトから。僕が出たら後ろがなんとかしてくれると思って、思い切った初球からいこうと思っていた。いいところに飛んでくれてよかったかなと思います」

サヨナラ打を決めた近本光司外野手(28)の打席は三塁走者として見守った。「祈ってました。近本頼む、打ってくれと思いながら、サードランナーで見てました。今日は全員野球でチーム全員一丸となってとれた1勝だと思う。明日も、3つ取れるように頑張ります」と力を込めた。

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