お決まりの“キス芸”を披露したのは、球界屈指のエンターテイナーのDeNA入江大生投手(24)だった。

ダチョウ俱楽部が、「OPENING SERIES 2023」のスペシャルゲストとして、DeNA-中日2回戦でセレモニアルピッチに登場した。

三浦監督に扮(ふん)した寺門ジモン、肥後克広が新ホームユニホームを着用。ディアーナとともに誰が投げるかを相談し、「どうぞどうぞ」の持ちネタで肥後が投手役に決まった。

打席に入江が立ち、捕手役は高城ブルペンが務める中、入江が肥後の初球をフルスイング。センターに打ち返すと、肥後が“激怒”し、止めに入った高城ブルペン捕手とアクリル板越しに“キス”し、入江も“キス”した。

ダチョウ俱楽部の横浜スタジアムでのセレモニアルピッチは2年ぶり7度目で、昨年、亡くなった上島竜兵さんと佐野、高城、桑原、神里ら選手がキスするのがお決まりだった。

肥後は「とにかく緊張しました。実は3日前から、投げるということに対するプレッシャーで」と吐露。「正直な話、裏でディアーナの方と『どうぞ、どうぞ』の打ち合わせをしたんですけど、みんなできるのに僕ができなくて。ギャグのフォームもわからない、投げるフォームもわからない。ボロボロでした」と頭をかいた。

セレモニアルピッチの前には、過去の「キス」のシーンも流れ、肥後は「正直、涙が出てきましたよ」と話し、寺門は「時間がたって、晴れた気分で見られたな。明るく元気な竜ちゃんがよみがえった感じが。元気な竜ちゃんがいたんだっていうのを忘れないでいようって気持ちになりましたよ。お客さんも拍手してくれて、みんな忘れてないっていうのがうれしかったです」と話した。