楽天石井一久監督(49)が、不調の西口直人投手(26)の奮起に期待した。

先発岸が負傷降板し、3回1死一、二塁で急きょ登板。2/3回を投げ、2安打1失点(自責0)と流れを断ち切ることができなかった。昨季はセットアッパーとして定着したが、今季は15試合に登板し、0勝4敗、防御率5・40。不安定な投球が続いている。石井監督は「今年は直球がマイナス0・6キロぐらい悪いが、1キロ満たない誤差でできているし、(球の)性質もそんなに変わっていない。ただ、変化球にパーセンテージの幅があるので、そこを改善していければ」と不調の原因を説明した。

データ的にはおおむね例年と変わりがない数字。「精神的なところでリリースポイントのズレだったり、ブレが出る。投げている球自体は悪くない。結果が悪いとより打たれたくないから、いつも狙っている微妙なコースが、はっきりする球になっていると思う」と指摘。救援防御率がリーグワーストの苦しい台所事情。試合中にも会話を重ねながら、壁を乗り越える背中を押していく。

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