広島が先発床田の今季初完封勝利で2連勝とした。先頭打者を4度安打で出しながらもテンポよく打たせて取り、凡打の山を築いた。今季6勝目で防御率1・69はリーグトップとなった。打線は5回に末包、堂林の連続本塁打で援護した。試合後の新井貴浩監督(46)の談話は以下の通り。
-見事な完封勝利
新井監督 もう床田につきますよね。ナイスピッチングだったと思います。アツ(会沢)もいいリードをしてくれました。
-8回の打席も床田投手に立たせて最後まで
新井監督 完封がかかってたというのがありましたし、昨日ブルペン陣がたくさん投げていましたので。なんとかこちらもブルペンの方も助けてほしいと。8回が終わった時点で、9回も行ってもらうと決めていました。
-ゴロアウトが多かった
新井監督 彼らしい、ツーシームを低めに集めてゴロアウトで重ねていくという本当に素晴らしい投球だったと思います。
-円陣を組んだ5回に、2者連続本塁打で援護
新井監督 円陣の中身はちょっと言えませんが、しっかりと狙い球を絞って打ちに行こうと。2人とも追い込まれていたんですけど、素晴らしいホームランでした。追い込まれた中で末包がバックスクリーン、ドウ(堂林)が右中間。内容が素晴らしかった。
-ターリー投手の出場登録が抹消された
新井監督 予定通りといいますか、少し登板が多くなっているので。結構前から(藤井)ヘッドからこういうアイデアもあるよという提案をしてもらっていた。ちょっとニックの登板数が多く、疲労がたまっているように見えていたので、交流戦明けの4日間もフルに活用して、疲れを取ってリフレッシュしてもらおうと抹消しました。
-伝えたターリー投手の反応は
新井監督 ちょっとビックリしていた。そういうことを言われたのは初めてだから、と。本当にいいの? みたいな(笑い)。多分そんなトーンだった。でも、いたら使ってしまうから、と。まずは疲れを取って、また(再登録が可能となる27日からの)DeNA戦から待っているよ、と伝えました。
-試合前の北別府さんの訃報を受け、喪章を付けて臨んだ
新井監督 そうですね。すごく残念ですし、試合前ショックでしたけど、自分たちにできることは、グラウンドで精いっぱいプレーすることしかないので。今日は北別府さんが見てくれていると思って、みんな頑張ってくれたと思います。