日本野球機構(NPB)は11日、マイナビオールスターゲーム2023(19日=バンテリンドーム、20日=マツダスタジアム)にファン投票で選出されていたオリックス森友哉捕手(27)の出場辞退を発表した。森は1日の日本ハム戦(エスコンフィールド)の走塁で左太もも裏を痛め、翌2日に出場選手登録を抹消されていた。それ以来、治療に専念してきたが「左大腿(だいたい)二頭筋筋損傷」で辞退となった。

森は球団を通じ「たくさん投票していただいたにもかかわらず、出場辞退という形になってしまい、とても残念に思います。1日でも早く復帰し、ファンのみなさんに元気な姿を見ていただけるように頑張ります」とコメントした。

代わって、若月健矢捕手(27)が初めて出場することに。若月は、京セラドーム大阪で取材に応じ「まあ、ちょっと気まずいですね」と明かしながらも「せっかくなので、楽しみたいなと思います」と初の球宴を語った。印象に残っている球宴は「イチローさんがピッチャーやっているところでしたかね。(受けたい投手は)全員です」と貪欲? な姿勢も。夢舞台には「森選手のあごひげまで持っていきたいと思います」とジョークをまじえながら、普段から切磋琢磨(せっさたくま)する仲良しの森を思いやった。