運命の3連戦カード頭でソフトバンク板東湧梧投手(27)が必勝投球を誓った。15日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に先発。前日14日はペイペイドームの投手練習に参加し、最終調整を行った。「チームとしても大事な一戦、自分としても重要な登板になってくる。どの試合も勝ちたいですし、自分の投球をするだけかなと思う」と気持ちを引き締めた。

チームは現在、首位オリックスに9・5ゲーム差と突き放され、前夜に今季3度目の自力優勝の可能性が消滅した。そんなオリックスとの敵地3連戦を迎え、逆転優勝へ望みをつなぐためにも、3連勝でゲーム差を縮めたいところだ。前回対戦となった6月25日は4回1/3を4安打3失点で敗戦投手になり「どこからでも点が取れるイメージがある。良いバッターがたくさんいるので気が抜けない。目の前の相手にとにかく自分のピッチングするだけだなと思います」と言葉に力を込めた。

オリックスは今季すでに11勝をマークする山本由伸投手(24)が先発予想だ。球界を代表する難攻不落の大エースとの投げ合いに、板東は「相手もエース級の(山本)由伸だし、やっぱり勝ちたい」と闘志を燃やした。昨季はオリックス戦2試合に先発し、いずれも山本との投げ合いで黒星を喫した。通算でも、パ・リーグで唯一勝てていない相手だけに「今度こそ勝ちたい」と意気込んだ。

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