巨人、読売新聞東京本社、よみうりランドの3社と東京・稲城市による包括連携協定の締結式が24日、同市内で行われた。

よみうりランド遊園地に隣接するエリアで計画している「東京ジャイアンツタウン」構想を実現させながら、地域活性化を推進させていく。巨人の今村司社長(63)は「これから稲城市の皆さんと協力して、1人でも多くの世の中をわかせる選手を鍛えて、育てる。それを新ジャイアンツ球場では大きな目標としてやっていきます。ジャイアンツがいる。エンターテインメントの基地があることを稲城市の方が誇りに思ってもらえるような球団にしたいと思っています」と思い描いた。

同構想の中心になるのが、25年3月にオープン予定の新ジャイアンツ球場。翌年には併設の水族館もオープンし、国内では初めてとなる水族館と一体型の新たな球場が完成する。飲食、スポーツ関連施設の併設され、スポーツとエンターテインメントが融合するテーマパークとなり、地域の生活にも根付いていく。新たな野球ファンの獲得、また野球ファンがさまざまなエンターテインメントを楽しめる場所を作っていく。

稲城市の高橋勝浩市長(60)は「スポーツ振興、地域振興などで、それぞれの力を発揮し、一丸となって連携を取る素晴らしい包括協定を結べた。1日楽しめる町にしたい」と話した。