オリックス平野佳寿投手(39)が、史上4人目となる日米通算250セーブを達成した。

平野佳は今季、日米通算200ホールドに到達。それまでの通算200セーブと合わせ、史上初めてそろって大台に乗せていた。当然250セーブ&200ホールドも初である。

また、先発で通算68試合に登板。先発だけで18勝をマーク。14完投を記録し、完投勝利も9度ある。過去の通算250セーブ到達者の中で、これらの先発での成績はいずれも最多だ。このうち岩瀬、佐々木は完投ゼロ。高津は4度の完投(いずれも勝利)があるだけだ。

平野佳は先発として実績を残した上で、救援に転向。中継ぎとしても結果を出した。「三刀流」の末に積み重ねた250セーブである。【記録室=高野勲】

▼平野佳が今季29セーブ目を挙げ、日米通算250セーブを達成した。初セーブは10年7月28日日本ハム16回戦(スカイマーク)で、内訳は日本で242セーブ、MLBで8セーブ。日米通算250セーブは佐々木主浩381セーブ、高津臣吾313セーブに次ぎ3人目。なお、日本だけで250セーブ以上は407セーブの岩瀬(中日)と佐々木、高津の3人だけ。

◆日本プロ野球名球会 日米通算250セーブをマークした平野は、名球会入りの資格を得た。名球会は78年に設立され、野球振興、社会貢献を目的にする団体。入会資格は日米通算で投手なら200勝または250セーブ、打者なら2000安打以上。入会資格に相当する記録保持者が、特例で入会する制度もある。理事長は古田敦也氏。