阪神高山俊外野手(30)と北條史也内野手(29)が、来季の戦力構想から外れていることが3日、分かった。

高山は8年目の今季1軍キャンプでスタート。だが、オープン戦で6試合、9打数1安打と結果を残せず降格。そのまま公式戦では1軍に呼ばれることはなかった。2軍では92試合に出場し打率2割4分9厘、9本塁打、37打点。

明大から15年ドラフト1位で阪神に入団。1年目は当時球団新人最多の136安打を放つなど、安打製造機ぶりを発揮し新人王に輝いた。その後は不振や故障などで思うような成績は残せなかったが、虎党からの人気は高かった。

今季11年目の北條は2軍キャンプスタートで、公式戦でも1度も1軍に呼ばれることはなかった。2軍でも78試合、打率2割3分4厘、2本塁打と数字を残せなかった。

光星学院(現八戸学院光星)時代には、スラッガーとして11年夏から甲子園で3季連続準優勝の立役者として活躍。12年ドラフト2位で阪神に入団。背番号「2」をつけた。高卒4年目の16年には鳥谷から遊撃のレギュラーを奪った。その後も期待されたが、木浪、中野の台頭もあり出場機会が減っていた。