阪神はオリックスに集中打をくらって敗れ、1勝1敗の五分となった。

今季のレギュラーシーズンで京セラドーム大阪では8戦全勝。前日28日の初戦も勝利していたが、京セラドーム大阪で今季「9連勝」とはならなかった。

先発西勇輝投手(32)が古巣オリックス打線に捕まった。両軍無得点の3回、2番に入った西野に右中間への適時三塁打を許し、先制点を献上した。4回には7番紅林から4連打を浴び、3失点。3回2/3を投げ6安打4失点で悪夢のノックアウトとなった。

4点ビハインドの7回には3番手の岡留英貴投手(23)が2死満塁のピンチをつくって降板。救援した島本浩也投手(30)が代打ゴンザレスに左中間への走者一掃3点適時二塁打を浴び、トドメを刺された。

前夜は「逆の展開」だった。初戦で阪神打線は5、6回で計7得点を奪い、相手エース山本を降板させた。8-0で先勝。勢いに乗って連勝発進といきたかったところだが、敵地で昨年覇者の意地を見せられた。初戦で13安打した打線も、相手先発の宮城、救援陣に封じ込まれた。

CSファイナルステージで広島を3連勝で破っていたため、今季のポストシーズンで初の黒星となった。

ここから、甲子園で仕切り直すことになる。1勝1敗で互角の状況。仮に甲子園で3戦3勝なら、本拠地で38年ぶり日本一の胴上げが可能だ。30日の聖地での練習日を挟み、勝負の3連戦がやって来る。

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