中日小笠原慎之介投手(26)が23日、ナゴヤ球場で契約更改に臨んだ。球団は今季6600万円からの増額を提示。「球団から金額提示は今日が初めて。球団代表からの評価も聞きたかった。額が額だったので、納得できるかどうか。自分1人で考える時間が欲しかった。あの場では納得できなかった」と、プロ入り初めて契約を保留した。

小笠原は今季プロ入り2度目の開幕投手を務め、先発ローテーションの軸としてフル回転。25試合に登板し、7勝12敗、防御率3・59、自己最多の160回2/3を投げ、3年連続規定投球回に到達した。「3年連続規定投球回を(球団は)評価していないことはないと言われた。3年連続規定投球回の大変さは、本人しかわからない。温度差もある」と説明。ソフトバンク水谷瞬外野手(22)が8日に保留しているが、小笠原はセ・リーグでの今季保留第1号になった。次回交渉は未定。(金額は推定)