西武増田達至投手(35)が2日、埼玉・所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、6000万円減の来季年俸2億4000万円(金額は推定)でサインした。

年俸変動制での4年契約中で、来季はその最終年となる。

今季は40試合に登板し、4勝4敗19セーブ、防御率5・45。クローザーとしてセーブを重ねた時期もあったものの、シーズン全体としては不安定さもあり、8月30日の楽天戦(楽天モバイルパーク)で1死も奪えず4失点して以降、1軍登板はなかった。

増田は「スタートからいい流れを持ってこられず、満足のいく結果がなかなか出ずに前半戦を終えて。8月くらいに少し自分でも納得できるような投球が。でも1年を振り返ると、満足する結果ではないというのは確かですね」と神妙な表情で振り返った。

球団がリリーフ候補の外国人補強も目指す中、長くリリーフとして高め合ってきた平井克典投手(31)がFA宣言をした。自身も3年前、FA宣言後に西武残留を決めた経緯がある。増田は「相談は受けました。内容は言えないですけど話もしました。自分が納得するのが一番だと思うので。僕らはそこを応援するだけだと思っています」と後輩を思いやり、自身についても「毎年、1年1年勝負だと思っているので頑張ります」と引き締めた。【金子真仁】