一番欲しい、クリスマスプレゼントは? 

ヤクルト長岡秀樹内野手(22)が21日、地元の千葉・船橋市内にある児童養護施設「恩寵園」の子どもたちへチキン約200個、ポテト、ヤクルト、自身のグッズなどをプレゼントした。同市内の中学校教諭で野球部の監督を務める、父・尚恭さん(59)が同園と関わりがあった縁もあり、長岡サンタの初訪問が実現した。

子どもたちへ、一足早いクリスマスプレゼントを届けた長岡。逆に自分が欲しいものは? 「10割打てる能力」と迷わずに言った。「毎打席打ちたいですし、打とうと思ってやっていても、打てないので。打てればいいなと思いながら頑張りたいなって」と続けた。今季は135試合で打率2割2分7厘。過去最高の打率は22年シーズンの打率2割4分1厘だった。打率10割となれば、自身のタイトルはもちろん、チームの優勝にも近づく。

過去には、ほろ苦いクリスマスプレゼントもあった。あれは、小学2、3年のころ。「ゲーム機を頼んだんですけど、バットが届いて泣いていましたね」と笑った。「『ゲーム機なのに』ってバットたたきつけていました(笑い)」と、ちょっぴり意地悪でもあり、プロ野球選手へと導いてくれた? サンタさんを思い返していた。今回は願い通りの「打率10割打てる能力」が、無事に枕元に届いてほしいものだ。