中日中田翔内野手(34=巨人)が12日、遠征中の1軍本隊から外れ、ナゴヤ球場で大島らと居残り練習を行った。打点王を獲得した20年型をイメージした新フォーム固めの真っ最中。“ミニキャンプ”で新天地でのシーズン開幕をにらんだ。

ナゴヤ球場屋内練習場で約15分のフリー打撃、さらに約30分のマシン打撃を敢行。「感覚の問題だけど、今チャレンジしてるフォームのちょっとした誤差。(立浪)監督に教えてもらった、上から球を捉えにいく(形)を合わせながら練習した。最後の方はいい感じだった」と汗を拭った。

マシン打撃ではともに巨人から移籍した中島宏之内野手(41=巨人)がサポート。「ナカジさんもちょっと前傾する(フォーム)。景色は同じだと思う。(巨人時代にも)アドバイスしていただいて、感覚が良かった」と、通算1928安打の先輩バットマンの意見を真摯(しんし)に受け入れた。

15日阪神戦(バンテリンドーム)からは本隊に再合流する。「(なじんで)自分のフォームの感覚でやれればいい」。約2週間後の開幕に向け、新フォーム完成に自信をのぞかせた。【伊東大介】

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