開幕投手が決まっている広島九里亜蓮投手(32)が、オープン戦2度目の先発で8回途中まで96球を投げ2失点(自責1)に抑えた。ストライク先行で多彩な変化球を織り交ぜた。時折、相手打者の内角を突き、日本ハム打線に的を絞らせない。3回に1点を失ったものの、5回以降は9球、7球と6回まで省エネ投球で抑え、8回まで続投。8回は1死から水野に死球を与えたところでお役御免となった。新井監督は「順調に調整できていると思います。ナイスピッチングでした」と開幕投手の仕上がりに納得の表情を浮かべた。

シーズンさながらの球数と投球回で、本人は収穫と課題を得た。「坂倉としっかり話しながらできたので良かった。スライダー、シュートがあまり操れなかったので、新しい課題としてしっかりとやっていければいいかなと思う」。最終調整となる次回には登板間隔を空けて臨み、初の大役へ総仕上げだ。

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