佐々木朗希投手(22)が、今季自己最速の162キロをマークした。

1回、初球から158キロの直球を投げ込むと大きなどよめきが起こった。3回2死では中日上林に対しての2球目で今季初の160キロを計測。4球目には162キロを計測し、再び球場が「おお!」という歓声に包まれた。オープン戦最後の登板は5回60球を投げ、2安打4奪三振無失点だった。「球速はまだあがると思うんですけど、その中でもまっすぐでバッターを差し込めた。フォーム的にもなかなかしっくりこない中で、アナリストだったり、コーチだったりいろいろ協力してもらいながら、いい形で状態を上げられた」と振り返った。

昨年3月4日の侍ジャパン壮行試合では、バンテリンドームで自己最速を1キロ更新する165キロを計測していた。「特別相性がいいとは思わないですけど、投げやすいとは思います」と話した。

開幕カード日本ハム戦(ZOZOマリン)の3戦目に登板することが決まっている。「去年の平均のイニングよりも1イニングでも多く投げるイメージで球数も多く投げられるように準備をしてきたつもりなのでけがなくそこができたら」と意気込んだ。

ロッテ吉井監督(佐々木に関して)「投球フォームの中で不具合があるのはキャンプから見ていてわかっていた。それが解消されてきたので結果が良くなった」

ロッテ小野1軍投手コーチ(佐々木に関して)「いろいろ試行錯誤しながら、やっと自分らしい球が投げられていた。これで本人も自信を持って開幕を迎えられるんじゃないかな」

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