DeNA筒香嘉智外野手(32)が、早ければ28日巨人戦(横浜)での1軍合流を視野に入れていることが21日、分かった。

20日のイースタン・リーグ巨人戦で加入後初実戦に臨み、この日は横須賀市内の球団施設「DOCK」で練習。死球を受けた右肘、体の状態ともに「問題ないです」と強調し、フリー打撃、ノックなどフルメニューを消化した。

1軍合流に向け、イースタン・リーグで実戦を重ねる。既に、三浦監督が23日の同リーグ日本ハム戦(鎌ケ谷)出場を明言。筒香自身は「鎌ケ谷3連戦は行って、僕の中では」と24、25日の同戦出場も想定している。27日の同リーグ西武戦(カーミニーク)での最終調整を経て、順調なら1軍昇格となりそうだ。

日本ハム2軍戦のテーマとして「日本人のピッチャーの間合いを感じることです」と挙げた。20日の同リーグ巨人戦では外国人のメンデスと対戦。「(日米で)間合いとか違うと思いますし、その辺の微調整は必要」と話した。三浦監督は「確認しながらです。コンディショニングと本人の感覚、ファームのコーチの報告を受けてです」と、1軍合流のタイミングについて説明した。

ファームでの調整期間は残りわずかだが、若手には貴重な時間になる。この日は大村育成打撃コーチから「全体練習に入るまでのルーティンを見せてあげて」と言われ、育成ルーキーの小笠原、高見沢、近藤らと練習。質問にも丁寧に答え「1球、1打席の大事さ」や自身の感覚も伝えた。着実に段階を踏みながら、1軍昇格へ準備を整える。