中日は土壇場の4連打などで逆転に成功し、連敗を3で止めた。1点を追う9回無死一、三塁。代打大島洋平外野手(38)がチーム46イニングぶりとなる適時打での得点で同点とすると、なおも1死満塁から石橋の犠飛で勝ち越した。
無得点症候群の重圧を、ベテランのバットが振り払った。オリックス才木の初球カーブを中前へ運んだ。8回まで空回りを続けた攻撃のリズムをひと振りで修正した打撃の職人は「たまたまです」とサラリと話した。
前夜までの3連敗で得点合計はわずか1点。8回1死二塁では左膝自打球の影響でベンチスタートの中田を代打起用するも、二塁後方へのハーフライナー。この打球で二塁走者の岡林が飛び出して併殺となるなど、厳しい展開が続いていた。
立浪和義監督(54)も、試合直後は思わず笑みを浮かべた。「嫌なムードが続いていたのでね。洋平(大島)もタンケ(ビシエド)もよくつないでくれた。苦しい展開ではあったが、粘って勝つことで流れも変わってくると思う」。この逆転勝利を好転へのきっかけとしたいところだ。



