日本ハム田宮裕涼捕手(25)が7日、エスコンフィールドで行われた紅白戦で2打席連続本塁打を放った。

紅組の「5番捕手」でスタメン出場。2回に達孝太投手から右翼へ先制ソロを放つと、3回には福島蓮投手から右中間へ2ランを運んだ。レギュラーシーズン最終盤は調子を落としていた中で、きっちりと打撃を修正。主戦捕手としての期待がかかるCSへ向けて不安を一掃した。

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CSさながらに、一塁を回った田宮が右手で力強くガッツポーズを決めた。しかも2度も、だ。1本目は2回。白組の先発達のカットボールを捉えて右翼ポール際へ運んだ。2本目は3回。白組2番手の福島から直球を右中間へ運ぶ2ラン。プロ入り後は経験がなく、高1の秋以来という2打席連続本塁打に「シーズンで打ちたかったです」と笑いを誘ったが、内心は少しホッとしていた。

田宮 シーズン最後らへん、ちょっと良くなかったんで、とりあえずちゃんと打ててよかったなって感じです。(投手の)後輩たちには申し訳ないことしたなと思ったんすけど、僕の調子を良くしてくれたかなと…分かんないですけどね(笑い)。

8月は月間打率3割4分5厘と好調だった打撃は、ソフトバンクとの激しい優勝争いを繰り広げたシーズン最終盤に急降下。最後は出場8試合で1安打に終わるなど9、10月の月間打率は1割9分だった。

そんな崩れていた自らの打撃を、きっちり修正した。「まずタイミングとポイントをしっかりしようっていう練習から取り組んでいるんで。やっぱ、そこがよくないと打てない」。メカニックのズレで直球を捉えられていなかったが、この日の2本のアーチで立て直せたことを証明した。

これで2度目のCSへ向けて不安はない。「去年は何もかもが初体験のことだった。去年経験してる分、今年はCSの入りが変わってくる。シーズンとは違う戦い方をしてくるんじゃないかという予想ができるので」と短期決戦を勝ち抜くイメージもできている。

今季はレギュラーシーズンでバッテリーを組んできた伊藤、北山がオリックスと戦うCSファーストで先発する見通し。必然的に攻守でキーマンとなる田宮は「CSに向けて、いい感じになれるのかな」と手応えを深めた。【木下大輔】

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