日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が“CS版海賊打線”の主役を張る。「2025パーソル クライマックスシリーズ パ」は、11日にエスコンフィールドで開幕する。オリックスとのファーストS初戦を翌日に控えた10日、記者会見で新庄監督から4番起用を明言された清宮幸は、「切り替え」を短期決戦のポイントに挙げた。

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清宮幸らしい短期決戦の“極意”が披露された。新庄監督に4番起用を告げられた後、「ファーストゴロがあまり飛ばないように」とリーグワースト14失策を“イジられた”。苦笑いの清宮幸は「ちゃんと捕れるように…」としおらしく応じつつ、「でも短期決戦なのでミスがあっても切り替えがすごい大事だと思うんで、もし“やっちゃっても”次、頑張る」。引きずらないことをポイントに挙げた。

新庄監督からも大きな期待をかけられている。「エラーしたら打つんで。エラーした後、期待しておいて下さい」。決してミスをしてもいいという話ではないが、7月6日楽天戦では3失点につながる暴投を犯した後、決勝弾を放った“実績”もある。指揮官待望の“挽回太郎”っぷりはCSでもさく裂する。

相手先発はオリックス山下。清宮幸は「真っすぐがすごい。唯一無二って感じです」と警戒。新庄監督からドジャース佐々木より速いかと問われ「質が違う」と相手をたたえたが、9月7日の対戦で、チームで唯一、今季山下から本塁打を放っているのも清宮幸だ。これも走塁ミス翌日の“挽回弾”だった。

今季の同カードは12勝12敗1分けの五分。「オリックスさんとは、すごい厳しい戦いを、ずっとしてきたので、先を見据えることなんて到底できない。1球1球、一戦必勝でやっていくしかない」。常に全力、たまに隙が出るけど、挽回する。愛される“いじられリーダー”が、CS突破への大きな1勝をたぐり寄せる。【永野高輔】

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