広島のドラフト2位・斉藤汰直投手(22)がしびれる場面で好投した。
2-2の延長11回、6番手で登板した。先頭の近本光司外野手(31)に中前打を許したが、続く中野拓夢内野手(29)の犠打が併殺になり、森下翔太外野手(25)を右飛に仕留めて無失点。さらにイニングをまたいで12回も登板し、先頭の佐藤輝明内野手(27)に左前打を許しながらも、後続を打ち取り、2イニングを無失点に抑えた。
「疲れましたけど、自分の仕事はできたと思います。全球勝負というイメージで行った結果、先頭をどちらも出してしまって苦しい展開でしたけど。改善点もいっぱいあるので次にいかしたいなと思います。先発からリリーフ陣がつないできたバトンだったので、そういう意味では緊張感はありました」。阪神を象徴する上位打線を相手にして真っ向勝負。しのぎきった。
新井貴浩監督(49)も「よくまたいで、よくしのいだと思います。1イニング目に球数もおさえられたし、(12回は)佐藤輝から始まるところ。素晴らしい打者なので。あそこは(斉藤)汰直の勢いでということで、任せました。あんなに厳しいところで、ビジターで。自信にしていってもらいたい」と絶賛した。
甲子園に近い、尼崎市の武庫之荘総合高校出身。「もちろん(甲子園を)目指していたんですけど、遠い存在でした。投げやすかったです。歓声がすごいなとは思ったんですけど、集中していたので強気で行けたかなと思います」。高校時代に届かなかった聖地のマウンドで躍動した。



