元横綱大鵬の孫、東幕下60枚目納谷(18=大嶽)が西幕下57枚目勝誠(32=境川)を押し出しで破り、連敗を2で止め、2勝2敗と星を五分に戻した。立ち合いから左を差されたものの、焦らず体勢を整えてから前に出た。「突き放していこうと思ったんですが…。しっかり我慢してできました」。
前日6日目に三番相撲で星を落として黒星が先行すると、取組後には初めて、父忠茂さん(元関脇貴闘力)から叱責(しっせき)の電話がかかってきたという。「見ていてイライラするじゃないですが“気の抜けた顔しやがって”と言われました」と苦笑い。また母校埼玉栄高相撲部の山田道紀監督からも電話があり「オマエの相撲じゃないよな」と言われ、師匠の大嶽親方(元十両大竜)にも「すぐ相手を振らず、前に出ろ」としかられた。
「おかげで“やったやる”という気持ちになりました。負けるなら、前に出て負けるぐらいで」。元関取、幕下上位力士がいる幕下で勝ち抜くことが簡単じゃないことはわかっている。「負けが先行することとかには、元からこだわっていません。しっかり4番勝つこと。ここからまたしっかり頑張ります」。残り3番でまず2勝を見据え、気を引き締め直していた。

