復活Hデスク日誌「こちら裏・文化社会部」

「3000円で出し放題」運営実態が不明の謎チラシ

<復活Hデスク日誌「こちら裏・文化社会部」>

「不用品回収」などをうたうチラシやビラはよくマンションなどに投函されているが、少し前のこと、「3000円で出し放題」と書かれた、独特の怪しいにおいが漂うチラシを手にした。

「電化製品&不用品回収」とあり、業者名は書かれているが、連絡先はフリーメールのアドレスと携帯電話番号のみ。同業者の所在地住所や公式サイトアドレスなどの記載はなく「実態」が不透明だ。

また、回収品について「マンションお住まいの方1Fまで降ろして置いてください」とも書かれているので、家庭の不用品を対象にしているとみられる。

となると、法的に、家庭廃棄物を回収するには市区町村による「一般廃棄物処理業の許可」が必要だが、それは明示されておらず、チラシに書かれているのは「産業廃棄物運搬許可番号」と「古物商許可番号」のみだ。

回収対象品目はやたら細かく書かれており、液晶テレビ、エアコン(=これは無料らしい)、パソコン、電子レンジ、カメラ、ガスストーブ…など多数。

ただ、よく見ると5番目にいきなり「入れ歯」の文字。さらに「香水」「仏像」「銅像」などまで対象となっており、最後に書かれている文字は「釣具」だ。しかも「仏像」「銅像」というワードに関しては2回もダブって記されており、チラシ作成もずさんな印象。

品目の“くくり”も統一感にかけ、「楽器」と1度書かれているのに、「エレキギター」が出てきて、さらにダメ押しで「ギター」とあったり、「装飾品アクセサリー」と書いた後、だいぶ間隔をあけて「指輪」「ネックレス」と書かれていたりする。

さらに、だんだん規模が大きくなり、ついには「オートバイ」「自動車」まで、「3000円で出し放題」の回収対象として記されていた。

「仏像」「銅像」というワードがそれぞれ2回出てくるが、新聞社のデスクをしていると、こうした“言葉のダブり”が異様に気になり、見過ごせなくなってくる
「仏像」「銅像」というワードがそれぞれ2回出てくるが、新聞社のデスクをしていると、こうした“言葉のダブり”が異様に気になり、見過ごせなくなってくる

近年、環境省や各自治体は、街中を軽トラなどで流し、スピーカーで「無料回収」を宣伝したり、チラシで同種の宣伝をしたりする業者の中には、「一般廃棄物処理業の許可」を得ていない「違法業者」もいるとして注意を喚起している。

この「怪しいチラシ業者」の正確な運営実態は不明だが、時間がある時にでも「問い合わせ電話」でもしてみたい。

【文化社会部・Hデスク】

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