NHK定例会長会見が3日、都内で行われ、籾井勝人会長(72)が、紅白歌合戦の司会者、出場者の顔ぶれや、山形放送局の番組途中で泣きだした気象予報士について語った。「今年は放送90周年記念の年で、ある意味で原点回帰。NHKの番組に出演している方々、NHKの初期の番組で大変貢献のあった黒柳徹子さん、有働由美子アナに臨機応変に司会をしてほしい。1人1人みると、従来の方と過不足ない」と評価した。出場者については「1年を通して歌の世界で貢献した方を選んだつもり」とした。

 また、昨年出場し、今年は不出場の歌手で見たかった歌手については「サザンオールスターズとか中島みゆきさん。後者はファンでございますので。残念だなと思いますが、また都合をつけて出ていただけたらと思う」と語った。

 一方、山形放送局の気象予報士が番組途中で泣きだしたことには「NHKのテレビに出演し、司会や天気予報をやるからにはしっかりやってほしいというのは大原則。そういう意味では残念」。一方で「人間ですから間違ったりする。間違ったことについての後処理を、某アナウンサーのようにつけまつげが落ちてもカバーする度量があればうまくいくと思う。若い人で慣れてなくて、間違ったことで、あくせくしたと思う。何があったか分からないが私は同情的であります」と語った。