ジャック・リベット氏(フランス映画監督)フランスのメディアによると、29日、パリで死去、87歳。詳しい死因は明らかになっていない。

 28年、フランス北部ルーアン生まれ。50年代にエリック・ロメール氏らと映画雑誌「カイエ・デュ・シネマ」などで評論家活動を始め、60年代には同誌編集長を務めた。監督として「パリはわれらのもの」など多数を制作し、フランス映画の刷新運動ヌーベルバーグ(新しい波)を代表する映画作家の一人といわれた。「美しき諍い女(いさかいめ)」(91年)でカンヌ国際映画祭の審査員特別大賞(グランプリ)を受賞した。