漫画家の蛭子能収さん(68)が球界を揺るがす野球賭博に持論を語った。10日、都内で行われた米映画「アイリス・アプフェル!」(公開中)のトークイベントでのひと幕だ。

 98年に賭けマージャンを摘発され、一時はテレビ出演も自粛となったことがあるが、その件にふれた上で「ま、仲間内で小さくやってる分には大目に見てほしいというのが本音ですけどね」。

 それでも「大がかりになったり、それで暮らして行こうなんてのはいけない。ちゃんと働いてお金を稼がなくちゃいけません。僕の場合は漫画家というより、大方の収入をテレビ出演でまかなっているんですけどね」とも。

 映画は94歳の現役デザイナーにして実業家のアイリス・アプフェルの半生を追ったドキュメンタリー。「94歳でも元気ですよね。僕があの歳で生きていたら、競艇場の全国制覇をしたいなあ」と最後までギャンブルに絡めて語っていた。