“漫画の神様”手塚治虫さんの長女で手塚プロダクション取締役の手塚るみ子さんが、宗教団体「幸福の科学」の創始者である大川隆法氏(59)の著作「手塚治虫の霊言」の内容に困惑していることを明かした。

 るみ子さんは6日にツイッターで「最近『手塚治虫の霊言』という頭の痛い本が出版された」と同書について書き出し、その内容について「大川隆法氏が手塚の霊を降霊させてインタビューに応じているのだが、手塚はこんな言いぶりするわけないのオンパレードなのだ」「大川氏が降霊するところから描写が始まる。これには驚き笑った。壮大なギャグかと思った。手塚本人の言葉だと言われると腹立たしさしかない」と嫌悪感を示した。

 「むしろ壮大なパロディー本として出版されたなら笑って済ませられたかもしれない」とるみ子さん。「法的に訴えるのは何かと面倒くさいので、どうやってこれをギャグとユーモアで対応するか考え中」と明かしつつも、「なんにせよ、有名税というか、困った本も世の中には存在するもんです」とあきれたようにつづった。