4月から米ニューヨークに渡るピース綾部祐二(39)が奇才ティム・バートン監督(58)に懸命の売り込みをはかった。

 監督の新作「ミス・ペレグレンと奇妙なこどもたち」(2月3日公開)の特別イベントが30日、都内で行われ、バートン作品の大ファンというコンビが駆けつけた。

 2年前にも監督と対面したそうで、相方の又吉直樹(36)によると「監督はむちゃくちゃ優しい人で、あの時も綾部が売り込むと『いいねえ』と応対してくれたけど、後からそっと『(背が)小さいなあ』ともらしていました」という。

 「今回は渡米も迫っているし、本気なんだよ」という綾部は「私どうですか? 監督の作品に出してもらえませんか!」とつたない英語も駆使して懸命にアピールしていた。苦笑いの監督は「(今回の作品に登場するような)特殊な能力は持っていますか? アクションは出来ますか? 走れますか?」と難題を持ちかけ、綾部が生返事をしていると「それが全部出来てから僕のところに来てください」と、暗に要望を遠ざけた。

 2年ぶりの来日となった監督は「東京はたくさんのインスピレーションをもらえるところです。今回の作品は子どもの頃から周囲から奇妙な子といわれていた僕の思いがこもっています」と話していた。