関西朝の人気生情報番組、カンテレの「よ~いドン!」(月~金曜、午前9時50分=かんさいローカル)が30日、放送開始から10年目に入り、名物企画「となりの人間国宝さん」を担当する円広志(63)月亭八光(40)、金曜MCの羽野晶紀(48)、同レギュラーの銀シャリが会見に臨んだ。

 都内から毎週末、大阪のスタジオへ通う羽野は「番組が始まったときは子供たちも幼稚園で…」と、丸9年の歳月の流れに感慨深げ。狂言師の夫、和泉元彌が「となりの-」のタイトルコールを担当するなど、思い入れも深く「毎回、子供たちの弁当を作って、始発に乗ってこっちへ来てます。それを9年も続けてるなんて、自分をほめたいです」と苦笑しながら話した。

 番組は「ゆっくり」がコンセプトで、アットホームな雰囲気が特長。羽野自身も「長いことやってますけど、あっという間。全然、大変じゃない」と言い、もともと、京都府内の出身であることから「実家にも帰ってほっこりして、逆にゆっくりして(東京へ)帰ってるから」と笑った。

 これに、すかさず、円が「ああ! (狂言師の夫を支えて)自宅が窮屈やからね!」とつっこみ、羽野は「そんなことないですよ!」と爆笑するなど、息ピッタリな様子を見せた。

 その円は「60歳を過ぎて体力的には下り坂かと思うけど、人間国宝さんで歩いてたら、毎日が楽しい」とニッコリ。08年の放送スタート時から街ぶら企画「-人間国宝さん」を担当しており「このあと10年やったら、徘徊(はいかい)に近くなってるかもしれんけど、徘徊(はいかい)おじさんがいく、とか、タイトル変えてもろたら、90歳までやれるかもしれんな」と話していた。