女優柴咲コウ(35)が主演し、13日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第32話の平均視聴率が、関東地区で12・0%だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は自己最低となる10・6%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 13日の回は、武田信玄(松平健)と徳川家康(阿部サダヲ)による今川攻めが避けられない状況になる中、小野政次(高橋一生)は虎松(寺田心)の偽首を差し出すことで今川氏真(尾上松也)の信頼を得ることに成功する。政次と裏で手を結ぶ井伊直虎(柴咲コウ)は家康に書状を送り、協力する代わりに井伊家を復活し家臣の列に加えてほしいと願い出る。そんな中、ついに武田による駿河侵攻が始まる。その勢いに今川国衆の寝返りが相次ぎ、氏真は危機を迎える。政次は戦を前にし、なつ(山口紗弥加)と夫婦になる約束をする。一方、井伊谷三人衆は軍を進めつつある家康に味方することを決め、領地安堵の起請文を交わす。徳川軍が井伊谷城に近づき、政次は城を明け渡して徳川方につくことを宣言。門前では直虎が取次をするべく待ち構えていた。しかし、突然弓矢が徳川軍に襲いかかる、という内容だった。