俳優斎藤工(36)が25日、都内で行われたシンガポール政府観光局主催の「シンガポール 新ブランド発表会」に出席した。

 イベントでは斉藤が18歳の頃から親交のある同国出身の写真家レスリー・キー氏(46)とトークを行った。斉藤は同局からシンガポール観光大使に任命され、レスリー氏が広告ビジュアルを撮影した。斉藤は「僕でいいのかなという気持ちが強いですけど、ありがたいです」と喜んだ。

 斉藤はシンガポール人のエリック・クー氏が監督を務める映画「Ramen Tah」(来春公開予定)で主演を務めた。7月に同国で撮影に臨んだといい「アジアという単位でクリエーティブなものに参加していきたいという夢はずっと思っていた。外国と一緒に何かをつくることで、新たな何かが生まれることを証明していけたらいいなと思います」。

 同映画では歌手松田聖子(55)と共演した。「聖子さんはアジア圏で絶大な人気があって、スタッフさんはみんな日本語がわからなくても、聖子さんの歌は知っていた」と話し、「聖子さんは聡明(そうめい)で、語学が本当に堪能な方で、英語が母国語なんじゃないかなというぐらい流ちょうだった。日本の枠に収まらない、すごくすてきな方でした」と振り返った。

 来春にはレスリー氏が撮影した自身の写真をおさめたアートブックを発売することも明かした。レスリー氏が撮りためてきた18歳の頃からの写真や、クリエイターや俳優らのメッセージなどが掲載されるといい「年がいもないからいいかなと思いましたけど、中身の濃いものにしていきたい」と意気込んでいた。