演歌歌手羽山みずき(26)が10日、新曲「酒田カモメ唄」を引っさげ、都内で初のディナーショーを開催した。

 故郷の山形・鶴岡市に隣接する酒田市が舞台の新曲は、失恋の悲しみをつづった歌。「ふるさとの名所が出てくるので、聴いていただいて、いいところを伝えたい。切ない曲だけど、暗くなりすぎないよう皆様にお届けできたら」と話した。

 デビュー前は山形・出羽三山神社で6年間みこをしていたという、異色の経歴をもつ。歌手になり、はかまから着物へと衣装が変わったが、「着物だとしずしずと歩かなくてはいけないので、難しいです。はかまと違ってピシッとする感じはします」と初々しくコメントした。

 ディナーショーでは、みこ時代に御朱印で腕を磨いたという毛筆で、今年の漢字を「愛」としたためた。「毎日が勉強で、出会いの中にすごく愛情を感じました」と、充実の2年目を振り返った。